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                  みなさま、こんにちは。  
                  前回に続き、今回もさそり座のお話です。 
                   
                  タヒチには独特の星座というものがありませんが、このさそり座だけは特別です。 形が釣針に見えませんか? 
                   
                  ポリネシアでは「マウイの星座」と呼ばれるさそり座。 
                   
                  マウイはポリネシアの神々の中でも特に人気があり、時間と空間を司る神として崇められてきました。 
                   
                  マウイ神は釣針を使ってポリネシアの島々を釣りあげましたが、島がどれも小さかったため、兄弟神に船を漕いでもらい、巨大魚(ピモエ)を釣ることを決意しました。 
                   
                  ピモエは島に姿を変えることが出来る魚なので、ピモエを釣り上げて小さな島々と繋げ、1つの大きな大陸を作ろうとしたのです。 
                   
                  兄弟神は海の一番深い場所に船を進め、マウイ神はピモエに釣針をかけました。 | 
                 
              
             
             
            
              
                
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                  マウイ神と暴れるピモエの戦いは2日2晩続き、ようやくピモエはおとなしくなりました。 
                   
                  ピモエを釣針にかけたまま帰る途中、マウイは兄弟神にピモエを見ないように言いましたが、兄弟神がピモエを見た瞬間、ピモエは固まって島になりました。 
                   
                  そして釣針はピモエから外れて天高くに飛ばされ、さそり座になったと言われています。 
                   
                  島々が大陸になることはりませんでしたが、マウイ神は今日、ハワイ諸島にその名を留めています。 
                   
                  今回はポリネシアの神話のお話でした。 | 
                 
              
             
             
             
            
             
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